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インテークパイプをぶち込みます!

2012/04/24



えーっと。近況報告です。

なべ車のAVCSはまだ動いておりません!
って訳で、もっさり感抜群の低燃費仕様で街乗りのみしております。

なぜ低燃費かと言えば、それは
バルタイが超遅れているから!

ミラーサイクルorアトキンソンサイクルの如く
 INバルブが遅閉じ・・・。

データー上ではABDC(下死点後)72°まで閉じてません。

ちなみに、GRB-Aのバルブタイミング。
GRB-A   最遅角 最進角 カム角
インテークバルブタイミング ATDC 8° BTDC 37° 244°
ABDC 72° ABDC 27°
インテーク 中心角   130° 85°
インテークAVCS進角量   45°  
エキゾーストバルブタイミング BBDC 43° BBDC 83° 256°
ATDC 33° BTDC 7°
エキゾースト 中心角   135° 95°
エキゾーストAVCS進角量   40°  

インテークカムの中心角 130°って・・・。
インテーク最遅角の開き始めが、ATDC
(上死点後)って・・・。

なので、ポンピングロスはかなり減っているはず?ですが、低回転は低排気量エンジンのようなトルクの細さです。
GCとかのAVCS無しエンジンで考えるなら、タイベルが全部2コマくらいずれたエンジンみたいな物です。

しかも、エキゾーストもバルタイが死んでるから、エキゾーストもガッチリ?遅れてるので、アイドリングは薄くても異様に安定。中間はトルクはあまり無く、EXバルブも遅開きでタービンが回らないので上は糞詰まります。
アイドリングの音が静かなのも特徴だと思います。

加給してるので回らない事はないけど、INバルブも遅いまんまなので、5500rpmも回せばもう十分って感じ。
その上は回ってるだけでトルクが無いです。

ハイオクが160円超えている時に、低燃費?なのはある意味嬉しい話でもありますが・・・。
やっぱり全く楽しくないぞ!
それでも加給はするからソコソコ走るけど、山に行こうとは思えない・・・。
きっと、SIドライブって、スロットルのほかにも、バルタイもあまり動かなくして燃費稼いでいるのでしょうね。

AVCS攻略が遅れている理由は!
トラストさんのVマネを試行錯誤しているときに配線違いで故障してしまい、修理に出してから1ヶ月くらい戻ってきません・・・。
お願いですから早く修理してください・・・。



AVCSは頑張ってはいますが、
まだまだ直さなくちゃいけない今回のネタが一つ・・・。
インテークパイプがタービンに、まだ届いてません!

Q え?まだ放置中だったのですか?
エアクリーナーを通さない空気吸い続けてたのですか?


A はい。塵も黄砂も花粉も吸い続けて4ヶ月余り♪
何かと忙しくてずっと放置プレー中でした。
でも、車はずっと乗り回してましたが、何か?(笑)


豪快にダイレクト吸気?です。
多少は吸い込んでるでしょうが、ブローバイ大気開放かもしれません?!
こんなんで日常使ってました。車人間失格ですな〜なんちゃって♪



これを、こうしたい!↓
なんとかなるさ!?

そのままホースを突っ込むことは既に諦めたので、
タービンの口を延長して届くようにする作戦で行きます。

まずはGT2835の口を外すところから始めます。
と言ってもなべ車から外すのではなく、ジムカーナ練習会に参加して、ホースバンド食って死亡した!
悲壮感満点?のGT2835のコンプレッサーハウジングで実験君です。
(↑人柱とも言う・・・。)

コイツを外して、アルミパイプのエルボを購入して、切った貼ったでどうにかしたいと思います!
ホースバンド食って死亡したGT2835の
コンプレッサーハウジングのタービンの口を外します。
フランジにビス止めされているのですが、
実はほとんど嵌め合いのみで止まっています。
かなりきつめの嵌め合いになっているので、
バーナーで炙ってやると外し易くなります。
隙間に−ドライバーぶち込んで、均等に浮かして・・・。
やっと取れました!
やわらかい素材は、扱いに苦労しますね。
トラストのアルミ鋳物のパイプをネットで購入
60パイのこれは75°曲げです。 
17と言う品番です。
パイプの形状図。その他はココ↓をご覧下さい!
http://www.trust-power.com/14others/L_pipe.html
タービン本体の口の位置に対して、その半径程度
オフセットしていれば丁度良さそうなので、
どうやって組合したらよいのか、無い頭を捻って考えます。
妄想が具体的になってきたら!
後戻りは出来ない工程へ!
ディスクグラインダーでタービンの口を切削!
平ヤスリの中目で、面出しします。
トラストの鋳物パイプも切断!
うむ。角度が合ってない。
切り落とした片割れから、更にパイプを切り出してみる。
うは!こんな感じでいいんじゃないか?
って訳で、ノリで3分割に決定。
中は段差だらけですけど・・・。
パテ埋め?溶接埋め?これは後で考えましょう。

アルミパイプを切った貼ったで、それっぽい複雑な形状のベースが完成!
今度はどうにかして、コレをくっつけます。

こんな部品って普通は溶接なんでしょうけど、予備パーツで遊んでいるだけなので、一回自分で苦労してみます。

溶接の機材は無いので、物は試しにロウ付けを試みます!

教科書どおりにフラックスとアルミの硬ロウを用意!
ホームセンターで買いました。
カセットコンロバーナーで炙って、ロウ付けします。
アルミはいきなり溶けるので緊張します!
クソ〜!うん○!?
なかなか付かん!
ハッハッハッハ。
モロに溶けたので作戦終了・・・。


ロウ付けを失敗して妙に悔しいので、ばくばくさんに部品を送って溶接の相談をしました。
その結果・・・。

・アルミ鋳物は溶接材ではないので、付いたとしてもキレイに付かない。
・このアルミは表面が劣化しているので、かなり厳しい。
・熱が入るので当然歪みます。タービンの口の部品入らなくなるかも?


とのご回答が・・・。そりゃそうですよね。ロウ付けしてみた時も、溶けたロウを表面がはじいていましたので。
溶接も基本は同じだと思います。表面の処理って大事ですね〜。
それに、タービンの口が入らないのも困るぞ・・・。


そんなこんなで、AVCSの件をチンタラと試行錯誤していたある日。

G.2さんが遊びに来てくれたので、近況をご報告。
そんな時に、インテークパイプのロウ付け失敗の話をしていたら、面白いケミカルを教えてくれました。

そのケミカルの名は、強力接着剤J-Bウェルド
・曲げ強度(約300kgf/cm2)
・耐熱温度 摂氏300度まで
・耐ガソリン性OK
・穴埋めOK!肉盛りOK!
・切削OK!塗装OK!タップも切れる!

普通の二液性のエポキシ接着剤は、100度台までの物が多いですので300度対応は凄い。
タービンの吸気側が300度まで行くことは無いので、十分とちゃいますかね?
それに、1cm2あたり、300kgfってのも凄いです。
「JB WELD」で検索するとユーチューブ動画もイヤってほどありました。
デモで、車を接着して持ち上げてたり・・・。かなり強力なようです。

ちなみに、「WELD」というのは、「溶接」って意味ですね。
「J−B」は何か知らんけど、溶接を名乗る接着剤って凄い自信ですな〜。

クイックウェルドという商品もあるのですが、その名の通り速乾なので温度が150度までとちょいと心配。、
そこで今回はJ-Bウェルドで、パイプを接着するようにします。
普通の接着剤を買う感覚で買える値段ですし、思ったよりも安いですね。
なんて言う製品も、ばくばくさんにはお勧めされましたが貧民にはちょっと高かったです・・・。
でも、デブコンは垂れないらしいので使いやすいそうですよ。

はたしてうまくいくのでしょうか?

こいつが「JBウェルド」
パッケージが海外物ですが日本版と違いは無い模様です。
日本語表記の物も、大きい店に行けば売ってました。
三分割の真ん中の部品は、溶けて失敗した奴を
無理やりつけます。
パイプの内側からガムテープで固定。
少し空けた隙間に、JBウエルドちゃんを充填します。
HARDNERは、ワカリマス。
まぁ、硬化剤って事ですな!
STEEL!鋼鉄ってか!
チューブに入った
鉄があるかい!

でも、気持ち?はワカリマス。主剤って奴ですな!
内側はこんな感じ。
薄肉パイプであれば、接着剤で接合する事は無いけど、
鋳物のパイプですから分厚いのですよね。
これなら、付けしろがあるので強度も出るかと。
ガムテープの背に「HARDNER」と「STEEL!」
を捻り出し、同量をまぜまぜします。
塗りたてホヤホヤ。
でも、案外やわらかいので、立てて置いておくと、
垂れてきます。大量に塗る時は注意が必要ですね。
反対側も。
実用硬化時間は6時間と書いてます。
温度が高いほうが硬化が早いと思ったので、
ファンヒーター前に放置したら、軟化して垂れてきます。
あまりにもどんどん垂れるので外側にも巻きました。
半生状態で巻いたのですがガムテープは接着されてない
事を祈ります!?
ガムテープを押して内側に垂れるので、新聞紙を詰めて
内側に垂れるのを防止します。

放置プレーを施すこと、半日。

ガムテープが張り付いていない事を祈りながら?剥がします。
拍子抜けするほど、普通に剥がれたガムテープ!

問題の3分割パイプは、「ガチガチ」に固定されています!

面白いくらい固まってるので、バリを削って見る事に!
ガムテープの布目が残る表面!
ガチガチに固まってます。
叩いた時の音も、一体な音です。
バリになった部分をカッターで削ろうにも一苦労。
これは電動工具で削るのが良いです
トラストパイプ側より タービン側より
リューターを使って、余計なバリを取り除きます。
削った感触では、アルミ鋳物よりもやわらかいです。
STEEL?ではないです。(当然か!?)
練った時に空気が入っていたのか、内側のマスキングが
不十分で流出したためなのか、空洞の部分が多いです。
当然!ココにも更に充填して、
なだらかなパイプ形状を実現させます!
バリを気持ちよく取り除いていたら、大穴発見!
肉盛OKなので?更に新たなJBウェルドを盛って
穴埋めします。
第二工程の始まりです!
強度を持たせるために、多めに盛り付けます。
外にも内にも、JBウェルド♪
同時に内側。バリ取りしたら、ポートが直線になるように
いびつな段差部分に多めに充填接着させます。
内側に漏れないように、やっぱりガムテープ止めです。

第二工程もかなりガチガチに付きました。
過去にカムノーズ逃げ加工したリューターで削ったり、60番の六角軸フラップホイール で削っても第一工程との境目から剥がれる感じも無く、一体になっています。
ちょっと内側充填にちょっと恐怖感があったのですが、かなり安心してきました。
そんなに高温ではないので気にすることも無いと思いますが、ヒートサイクルに対する耐久性のみ心配ですかね。

もしも、破片吸い込んで壊れたら
笑う方向で♪

そして、恐れる事無く?更に充填じゃ!
第三工程で充填しなかった箇所へ、もう少し盛り付けします。
盛ったら削ってを繰り返し、繰り返し。
チューブ丸々1本分(あ。2本か?)を全て使い切って、盛って削ってパイプ内部の形状を変更させます。
外見S字のパイプなのに、中を見るとほとんどストレートの理想の形状になってきましたぜ〜!
固まるまで時間がかかるのと垂れ易いのが難点ですが、それさえ気にしなければどんどん充填できますね。
盛る物の表面は荒めのペーパーで荒く削っておくと接着力が上がるそうです。
第三工程が固まりました。
まるで、すみ肉溶接のようであります。
縦方向に細かく切ったガムテを貼り付けて袋状にしておき、
上から流し込みました。
ここまで盛ったのは、タービンの口に入れるとき、
嵌め合いがキツイから叩く必要があるからです。
ベットリと張り付いていて、
剥がれる感じは微塵もありません。
このままでも良いくらいですが、フラップホイールで
内面の仕上げを行います。
フラップホイールで削る最中も、
塊がはがれる事はありません。
さて!車に装着する時がやってきました!
どんどん分解します!

朝早起きして、車をどんどん分解します。

横着してフロントパイプを完全に外さずに、タービンの後ろだけ外してタービンを外しました。
なんとかなる物ですね〜。

大幅に作業を省略・・・。
タービンを上側に引きずり出します。
インテークパイプ側は、ちょっと長そうだったので、
ホースバンドのかかりがある所で
ディスクグラインダーで切断して形状を整えました。
外側で余分に付いているJBウェルドもフラップホイールで
軽く研磨して、汚れた外観も整えます。
フラップホイールで磨いたら!
見事なストレートポートに!
なかなかの仕上がりじゃないですか!?
全く問題ありません。
タービンのコンプレッサーハウジングに、延長パイプ
を挿入する時に入らないので、伝説の赤ハンマー!
で入り口の角に当て物入れて叩き込みましたが、
肉盛り部分にもクラックなどが入る事も無く
非常に頑丈に付いています。
コンプレッサー側より! インテークパイプ側より!
外観で見るよりも
ほとんど真っ直ぐなのがわかると思います!
ホースの口部分の段差が激しかったので、リューターで
荒削りしてからフラップホイールで仕上げました。
この状態で仮付けして、寸法に問題が無いか確認します。
ヒーヒー言いながら、タービン外しました。
これから、コンプレッサーハウジングを移植します。

タービンを外す最中の話。エキマニとサポートパイプ間の、フランジスペーサーのガスケットを見ても、全く吹き抜けしていませんでした。
フランジスペーサーの件で、その後の経過を問い合わせ頂いた事もあるので、気になっている人も多いのですね〜。
以前使っていたエキマニは、やっぱり微妙にフランジが熱で反るなどの影響があって漏れ易くなっていたのかもしれません。
今回は気持ちよくガスケット再使用しました。

コンプレッサーハウジングを移植して、タービンサポートと
エキマニ間をきっちりつけて初めて取り付け寸法が出ます。
そしたら、インマニに当たってました・・・。
コレではホースが付けれません。
もう一度、タービンを外して・・・。
ヒーヒー言いながら?
更にディスクグラインダーの刃を、切断用の刃に交換して、
先端をカット。入り口をリューターで削り、
フラップホイールで仕上げます。
アメリカより輸入したGDB用インテークホース突っ込むも、
内寸の問題なのか、車上で突っ込むにはちょっときつい。
ここは、GC8D用のクルーナッ○で逝きますか。
GReddyの文字がある場所までホースが入るので、
リューターで削って文字を削り落とします。
オイルラインのバンジョーは緩めずに作業しています。
外しても良いのですが、オイルが垂れると面倒なので。
さぁ!これからタービンつけて差し込みますぞ!

またまたヒーヒー言いながら、一人で黙々とタービン取り付け!
タービンの口ががインマニに近過ぎてホースの厚み分の隙間が無いので、これまで使用していたフランジスペーサーの向きを変更して、タービンをちょっと後ろ側にオフセットさせてスペースを稼ぎます。

インテークパイプをぶち込むと!
コレまでの苦労がアホらしいほど、すんなり入りました。
でも、ちょっとオフセット量が少なめだったようで、インテークパイプがインマニのTGVがある場所のボルトに当たっています。
ここって、「GDBC以降に採用されているストレートのインマニでしたらスッキリしているんだろうな〜。なんて・・・。」

インマニが落ちていたら欲しいですね〜。

命名!
「インテークパイプスペーサー」

(そのままやんけ!って突っ込み?歓迎♪今回もひねりは無しっす。)
似た悩みを抱えている人って少ないと思いますが、真似するなら自己責任っす!
破片吸い込んで壊れても笑って済ます人なら全然OK!


これで、街乗りしてみるわけですがふんづまり感が少し減っていまして、街乗り領域もちょっとだけトルクアップ。
高回転も幾分回るようになりましたが、戦えるほどのパンチ力が出るわけも無く・・・。


AVCS制御を完成させて、
早く車を完成させたいと思います!






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