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EJ20の2.2L化計画!
腰下組み立て編



2011/04/22


加工に出したブロックちゃんが、やっと帰ってきました!

なべ管理人が作るエンジンですから!

当然のようにダミーヘッド付き〜!





































「んなわけ無いでしょが〜!」

※諸説ありますが、個人的には必要ないと思っています〜。
エンジン掛かっている途中のボアって、燃焼の衝撃で微妙に歪んでいると思うので、ダミーヘッド付けることで静的にヘッド締め付け時の微妙な歪みをとっても、ダミーヘッド使用の有無でエンジンの調子が変わるとか、オイルの消費が違うとかはないと思っているのですが、どうでしょう?

なんてイロイロ言っても、費用も贅沢にわるわけじゃないのでね。
よりエコノミーに・・・。笑


内燃機屋さんには、ハードコンテナケースにい入れて加工を依頼。
加工から帰ってきた時は、そのコンテナに入って帰ってきたのですけど、開けてみたら洗浄は特にしておらず、軽くエアで飛ばしたくらいでほとんど加工したそのまま・・・。

切削粉がいっぱい付いていたので、要洗浄状態っす。

掃除機なんかで吸えば良いと思うかも知れませんが、ブロック全体が油でベトベトしているので、切り粉が油で付いていてそうは簡単にいきません。
ブレーキクリーナー使いだしたら何本消費するかわからないし・・・。洗浄する勢い?も足らないし。

って訳で・・・。
水道水をぶっ掛けて洗い流します!

オイルポンプ部分から水入れたり、オイルフィルター部分から水入れたり、ウォーターポンプ部分から水入れたりで、ブロックから吹き出る水の流れを確認していろんな方向から、散水ノズルをジェット噴射に切り替えて、近距離からしつこく洗うこと片側10分!

かなりキレイになりました〜。

帰ってきたシリンダーたち!
ハードコンテナのフタに
置かれている理由は・・・。
オーバーサイズ92.5mmピストン用に仕上がりました!
説明書の指定どおり?0.08mm
のピストンクリアランスです。
しかし・・・。
キリコがいっぱいで、そのままではさすがに組めず。
キリコいっぱい。だめだこりゃ。
水洗いじゃ〜オラオラオラ〜!!
って訳で!庭で洗車用のジェットノズル?
で切削屑の洗浄!!!
結果は、だいぶキレイになりました。
コレくらいしないと、キレイに絶対ならないと思いました。
鉄のシリンダーじゃないから、大丈夫でしょ?
ピストンピン入れる穴に大量にゴミが堆積してました・・・。
くそ〜!エアが無いのが辛い・・・。
一旦洗い終えてから気が付いて外したら
この有様でしした。やり直し!!!
コンテナのフタの溝に堆積した固形物は、全てキリコです。 水洗いしたら速攻でKURE556をタップリ塗布!
浸透防錆潤滑剤のが有する「水置換性能」を信じます!?
水分が飛んだらエンジンオイル塗っておきます。

乾くまで何もできないので、ウエスで軽くふき取ってから、CRCまぶしてどうしても腐らせたくない場所にはオイルも塗りこんで一晩放置!

そして!次の作業日。

どうせ駄目でも、代わりのクランクなんて無いのですが。
特に難しくないので、念のためクランクの振れを確認。
両端にメタルを置いて、センター部分にダイアルゲージを当ててクランクを回す方法です。
振れ幅は0.03だったので、一般的な曲がりで言うと、0.015になると思います。
スラスト方向のガタも当然問題なし。
社外品?窒化クランクですが、まぁソコソコの品質はあるのだと思います。

ところで、ダイアルゲージを使用しようとしてもエンジンブロックがアルミ製なので、マグネットベースが付きません。
なべ管理人は、ブレーキパッドの裏金を再利用して、そいつをボルト止めしてマグネットベースを使っています。

作業し始めてすぐに腰が痛くなり、だんだんと作業がいい加減になってきます。笑
シリンダーの1番と5番のジャーナルにメタルを置いて
センタージャーナル部分を測定します。
写真左側に見えてるのが、ブレーキパッドの裏金です。
マグネットベースの下にも、ちょっとだけ見えますね。
くるくるクランクを回転させて、
一応ですが振れをみときます。
クランクの振れは、0.03mmでした。
って事は曲がりは0.015mmなので、まぁそんなものかと。
EJみたいに短いクランクでも、
ゼロなんてありえないのでしょうけど?
伝統の赤ハンマーで叩き修正したくなる衝動を抑えて?
次の作業に進みます。
コンロッド組むので、重さを測っておきます。
コンロッド507.4g
これって軽いのかな?
純正コンロッドの重量知ってる人!参考に教えてください。
WISECO EJ20用
0..5mmオーバーサイズピストンのみ
381.2g
これは軽いですよね???
ピストン&ピストンピン
525.2g
ピストンピンって重いですね〜。
ピストンもコンロッドも、全て1g以内の誤差でしたので、
変に削ったりは全くせず素組です。
「A」って書いた奴は、今測って書き込んだのですが
黒文字は別の測りで測ったので、重さが微妙に違います。
一応、重いピストンには軽いコンロッドを組んで、
重量差を減らしています。
ピストンを頭から突っ込んで
何しているのかと言うと・・・。
ピストンリングの隙間を確認しています。
駄目なら削らないといけませんが、特に問題ないので
そのまま組めます。
冷間で当たってなけりゃまぁOK
プラスチゲージを切り取り、コンロッドメタルの
クリアランス測定。
プラスチゲージ使用時は、その場所を脱脂して使います。
ニッパーの刃の上に乗っている、緑の鼻毛みたいなのが
プラスチゲージです。
コンロッドの大端部クリアランス。
付属のメタルを素組したら、0.25mmで揃ってました。
さすがは?キット物?と言う所でしょうか?
それとも、クランクの精度が良いのかな?
ARP2000、やたらと高強度なボルト
「ほんまかいな?」って思うほど、
高い締め付けトルクが指定されています。
(トルク 70ft/lb 0.062inch stretch)
ソケットの頭は当然?インチです。
7/16の12角ソケットが要ります。
伸び量を測りながらの組み付けはしませんでしたけど、
次はちゃんと組んでみたいです。
ARPのボルト用?グリスがたっぷり付属しているので、
遠慮せず塗りたくります。そして本締めへ。
クランクとコンロッドが組み終えたら、
メタルの乗る場所は脱脂します。
新品のメタルをセットして、クリアランスを測定してみます。
プラスチゲージを載せて、締めます!
ボルトを締め付ける時に、クランクを回転させないように
注意します。
クランクのキャップは、一度全てブロックのボルトを
締めないといけないので超面倒臭い!
腰痛いっす。

激しい渋滞の中、怖いものを見に?見学に来られたAMMYさん!
この作業の日に、液体ガスケットやトルクレンチを差し入れしてくれた、イーターさん!
ありがとうございました〜!ありがたく使わせてもらいます!ヘッドの作業にも使用させていただきます♪

そして、その次の作業日・・・。
ピストンを組みます。
と言っても、説明書はありますがピストンリングの合い口の向き
やリングの裏表の説明などが、エロエロ?と書いています。
TOPリングとセカンドリングは材質とメッキが全く違います。
TOPと2NDリングは、厚みが違うので
入るようにしか組めません。
オイルリングは、3分割で回り止めの突起があります。
ピストンリングの合い口なんて、どこ向いても回るから同じと
思うのですが、駄目なんですかね〜。
リングは折らないように扱い注意!!!
これから組むワイセコ製ピストンの裏側。
指紋のように見えるのが、
バリバリの鍛流線!
「鍛造製品だぞ!」と言わんばかりです!
無意味ですけど、こういうの好きだと嬉しいっすね〜。
ゲスケットカスの最終お掃除!
オイルストーン等でシコシコ削り取ります。
左右のブロックに挟まれている、
Oリングを忘れないようにセットします。
腰下の組みつけは、GDBC〜Eの整備書を参照しています。
EJ20Gの整備書も持っていますが、
締め付けトルクが各部で違いますね〜。
面白い事に、GDAとGDBでは
締め付けトルクの指示が違っていたりしますよ。
なべ管理人にしては超豪華!?
エンジンの結合ボルトは、全部交換しました。
イーターさんにお借りした、プレート型トルクレンチ
締めます。この位置に限り
ラチェットヘッドのプリセット型は、
ヘッドが大きくて使えませんでした。
クランクのオイルシール入れます! 専用工具のクランクオイルシールインストーラー(嘘)
で叩きいれます。
これからピストンを、シリンダーの中へ! 安物のピストンコンプレッサーを新たに準備!!!
こいつがトラブルの元に???

ピストンリングコンプレッサーにエンジンオイルを塗りたくり、グリグリ締め付けてピストンリングを狭めます!
その状態でピストン叩いて入れるのですが!
オイルリングがコンプレッサーから出た瞬間!
「スコ〜ン」って入るはずが、オイルリングが「プリッ」っと元の形に戻って、


入らない・・・。なんで?
オレって下手くそ?

5回くらい失敗して思いました。

叩く勢いが悪いのか?
⇒ちょい強く叩いてみる。

ピストンリングコンプレッサーが、ブロックに密着してない?
⇒軽くコンプレッサーも叩いて、ブロック上面に密着させてからピストン入れる。

そうか!濡れ具合の問題か!!!
ペ○ローションが足らないから、ピストン入らないのか!?

⇒ラブを大量注入する・・・。



試行錯誤で、更に数回失敗・・・。

なんて、バカみたいに30分くらいやってたら、ようやく気が付きました。

安物のピストンリングコンプレッサーなので、コツがいるみたいです。

と言うのは、このピストンリングコンプレッサー。
安物で各サイズに対応しているから、ブリキ板?を丸く曲げといて、ホースバンドみたいなので止まっているような構造です。
ブリキ板が2重になっている所は、板が曲がりにくくなているからピストンへの当たりが強くなっている分、リングは引っ込みやすいですが、その位置の両サイドには、当たりが弱くなってピストンリングを引っ込める力が弱い位置ができるみたいです。
その弱い位置に、ピストンリングの合い口が来ていたみたいで・・・。

って訳で、その締め付けの強い位置に、オイルリングの合口を持ってきて、叩く!
「ズボッ!」
やっと入った!
しかし、もっと早く気が付けよな〜。
センスねーよな〜。


次回なんて無いかも知れないけど、直径自由自在の安物スプリングコンプレッサーは気をつけよう!
ピストンスライダーなんてこれだけの為に高価な工具を買うのも大変ですけど、余裕がある人はそっちをオススメします。
まんま、↑のリンクに書いていることそのままになりかけました・・・。

ちなみに、ブロックを加工に出す時、使うピストン全てもセットにして加工に出します。
(と言うか、ピストンが無ければ加工できないそうです。)
加工から帰ってくると、ピストンに組む位置のシリンダー番号が振られているので、その通りに組みます。

なべ管理人が買った、エンジン組み付けDVDのひとコマ
モニター画面をそのまま撮ったので、画像が汚いけど・・・。
コレみてると、シ○スのメカニックが「ピストンスライダー」使って、
スコスコとピストン入れてるので、こんなにてこずるとは思ってもみませんでした。
完全バラバラからの組み付け手順が見れるだけでも、大幅に勉強になります。

次にやる機会があれば、絶対にピストンスライダー使用したいです。

超疲れた。
腰痛い。
やとこさ入ったピストン。
だいぶ挑戦したのでオイルリングが痛んでいないか心配。
途中で心配になって外した時は、何とも無かったけど・・・。
一難去って、また一難。
微妙にピンが入らない・・・。
しかも、ピストンちょっと叩き過ぎて、奥に入っています。
微妙に回転するし。
コンロッドが横にコケタ。
ムキー!むかつく〜!腰痛い。地べたなので体勢辛い。
オイルパン側から手を入れて、コンロッドを立て直します。
ラブもぶッカケて、オイルパン部分から、
コンロッドをクリクリ触りながら、ちょっとずつピンを入れます!
やっと入った・・・。
サークリップ入れて完了。
これでやっと一個だけ。
液体ガスケットをプラグに塗って、締めておきます。



しかし。
後からピストンピンを入れるのが、こんなに面倒とは・・・。


EJ20の生産性の悪さを
垣間見た瞬間でした・・・。

生産ラインで働いている人は、ピストンピンを同じように手作業で入れてるのでしょうけど、
まじで、ネ申ですね。
新型のFB型エンジンは、ナナメカチ割コンロッドなので、
ブロック結合してからコンロッドキャップをオイルパン側から締めるらしいので、
生産性が向上しているらしいけど・・・。
コレも慣れの問題なのか???

サークリップ入れて、
苦労した1箇所目に、液体パッキン塗って封印。
ハイ。エンジン組む時にしか見れない光景なので、
写真撮りました。
ピストン2個目は、コツに気が付いたので
2回くらいしか失敗しなかったぞ〜。
他のシリンダーはサクサク入りました。
3個目のピストンを入れた後に、
奥側のスナップリングを入れ忘れたのに気が付いた・・・。
↑アホなミス。
ピストン抜けないので、かなり焦りました・・・。
ココのボルト付け忘れていたので、
あわてて付けました。
おお!ブロック単体完成!?
いいのか?こんなに適当で・・・。
この状態で、エンジンスタンドのホルダー?を付けて、
抱え上げてエンジンスタンドへ突き刺します!
このボルト。無くしたので代品です。
ちょい長いけど、まぁOKでしょう。
まぁ、しかしこのエンジン。オイル汚れが少ないです。
エンジンスタンドでひっくり返す。
オイルストレーナーとバッフル付けます。
オイルラインは、再利用不可の部品だらけですね〜。
GDBCの整備書見てたので、絵が違っていて焦りました。
そういえば、EJ207従来エキマニなんです。
本当は、東名のバッフルステフナー 欲しかったけど、
予算不足なのでそのままです・・・。
液体ガスケットをヌリヌリして、オイルパンを合体!
水冷オイルクーラー取り付け!
エンジンスタンドに乗ってると、体勢が楽です♪
腰痛も若干ましに・・・。
オイルパンのフランジボルトも均等に均等に・・・。
オイルフィルターは、オイル注入時に交換します。
ゴミ入れないために、旧フィルターを借り付けします。
オイルポンプ取り付け!
手が液体パッキンで汚いので、写真少ないですけど。

オイルポンプに忘れないようにOリングをセット!

オイルポンプには組む時にエンジンオイルを食わせておかないと、初始動時に油圧上がらないので、エンジンスタンドを回転させて天地逆にセット!
オイルポンプに続いている、オイルストレーナー取り付け穴にオイルを流し込み、クランクを正回転させてオイルを行き渡らせておきます。

オイルパンと水冷オイルクーラー付けて、次はウォーターポンプ付けようか?と言うところで、本日は時間切れ・・・。

形にはなって来ましたが、まだまだ時間が必要ですね〜。

次は、ヘッドを完成させます!!!



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