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EJ20の2.2L化計画!
バルブ回り分解編



2011/03/04


ただ今、自宅にあるヘッドはと言うと、
旧ドライダー号の遺品で引き取った?EJ20K(WRX用)ヘッドと、制御の関係で装着を諦めているEJ207(GDBB?)ヘッドしかないのです・・・。
EJ20Kインナーシム用のヘッドが必要なんです!
持ってるJUNのカムが、
インナーシム専用だからです・・・。

最初は私もよく理解していませんでしたけど、JUNのカムをアウターシムの上に置いたら、すぐ理解できました。
アウターシムはバルブリフターの上に薄っぺらくて500円玉くらいのシムが乗っているのです。
シムも左右にずれないように、リフターの上部外周部分に淵がついていて、そこに一回り小さいアウターシムが乗っているのです。
アウターシムの上にインナーシム用のハイカムを乗せると!!!
アウターシムの角にカムノーズが当たります・・・。

カムノーズはリフターの上をすべるように移動しながらリフターの中央付近の偏心した部分を押すのですけど、JUNのインナーシム用カムにアウターシムの組みあわせは!アウターシムの外周の角がカムノーズに当たる状態!!!
すなわち!
リフト量のあるカムには対応しないのです!!!

インナーシムは、バルブリフターの径が少し小さくなってしまうと言う構造的理由により、リフトの多いカムに対応できないのだと思います。

もし、アウターシムにこのカムを無理やり組んでブチ回したら、シムが外れてえらいことになるのは間違いない?
EJ20K インナーシム
STIヘッド
EJ20K アウターシム
WRXヘッド
インナーシムです。
上にボタン電池みたいなシムがありますけど、
本来はバルブ先端上に乗っています。
リフターの中にシムが入っているからインナーシムです。
シムを交換する時はカム外し必須です。
軽いけど、超面倒臭い・・・。
かわってアウターシムです。
リフター上に、薄っぺらいシムが乗っています。
カムとの接触面が一回り小さいのです。
カム外さなくても、シム交換できる?のが利点!
でも重い・・・。
4AGも、アウターシムのようですよ。
マクラ号から外した
インナーシムリフターとシム重量
ドライダー号から外した、
アウターシムリフターとシム重量


って訳で、ヘッドガスケット抜け抜けカプチーノ♪からヘッドOHで復活したら、
その日のうちにクランクメタルが流れて終了した・・。
と言う悲しい伝説を持つ?
元マクラ号のEJ20K(STI4)のエンジンがAMMYさんのお店に降りた状態であるので、お邪魔してヘッドを引き取りに伺いました〜。

まずは、折れたスピンナーの修復から・・・。
KTCからスピンナハンドルヘッドリペアキット
が出ているので、やっぱり通販で購入。
レアな商品は通販がやっぱり良いですね。
折れたKTCが古いので形が若干違うけど・・・。
組み合わせてなんとか流用
動力工具用っぽいドライブヘッドになってるので、
コレまでよりも丈夫そうに見えます。
AMMYさんの店舗前スペースで、
元マクラ号である、EJ20K(STI)メタル流れエンジンから
部品を剥ぎ取ります!
まずは、さくっとインマニを降ろします。
なべ管理人が到着する前に、エンジンクレーンを使用して、
エンジンスタンドに移してくれていました。
いつもありがとうございます♪
タイミングベルトカバーを外して・・・。
タイベル回り取り外します。
ほぼ新品のテンショナーはAMMYさんが使いますので、
取り外しします!
出来立てのスピンナーハンドルでクランク回転!
ピストン位置を下げます。
さくっと外れたヘッド!
慣れたので非常に作業も早くなっています。
新品オイルなのに、
マーブル模様のメタル粉が悲しいエンジンです。
引き取ってきたヘッド!インナーシムです!
でも・・・。
カムジャーナルも荒れていて、再使用は辛いか?
スプロケを回しても、起動トルクが大きくて引っかかります。
メタルの粉が回ったのか、カムジャーナルのクリアランスが
狭かったのか???
クランクに刺さるクランク位置検出用の
ギアも忘れずに頂いておきます。
これで、腰下EJ207の排気量アップ+EJ20Kヘッド
の部品が全て揃うはずです。
あと、ブロック上のウォーターパイプも頂きます。
これでエンジン完成時に
インマニを移植するだけで完成させるためです!!!
自宅前に積んでるハードコンテナ・・・。
全てエンジン部品が入っています。
エンジンって分解すると、異常にかさばります。

引き取ってきた元マクラ号のEJ20KのSTIヘッドなんですが、カムのジャーナルがちょっと辛い事になってました・・・。
メタルの粉が噛んでしまったのか?キャップを締め過ぎだったのか???
やたらとザラザラなので、再使用する気になれません・・・。

困った困った・・・。

勉強ついでに引き取ってきた元ドライダー号のヘッドは、ジャーナル部分に不安は無くなかなか状態が良い様子!
ヘッド本体は元ドライダー号の物を使用することに決定!
バルブ周りを移植する為に、すべてのバルブを取り外します!

バルブを取り外してみると、
 ・元ドライダー号ヘッド(WRXアウターシム)は、バルブガイドに磨耗がある。
 ・元マクラ号ヘッドは
(STIインナーシム)、バルブガイドに磨耗は少ない。

うーん。若干迷いが生じます。


ジャーナルは研磨するとクリアランスを調整出来ない。
でも、バルブガイドは交換できる!

って事で、ドライダー号ヘッドで進めることにします!

って訳で、バルブガイドを交換する事にします・・・。
やりたい事が山のように出てくる出てくる・・・。

エンジンチューンって、予算との戦いですよね!?

STI4のEJ20Kの純正カムと、JUN製272度カム
JUNカムの方がカムノーズの形状も丸いし、リフトも大!
横から見れば、全く違います。
左がGC8EのSTI用INカム。右がJUNのカムです。
バルブスプリングコンプレッサーを使って、
ドンドン分解。
夜にシコシコやっています!?
バルブスプリングコンプレッサーで、バルブ取り外し中!
リフター取り外したので、
このJUNの272度カムは本当に当たるのか、
念のため確認・・・。
やっぱり、ガッツリ当たります。
でも、想像したよりも削り量少なくて済みそう。
で。何ミリくらいクリアランス作れば良いのでしょ???
カム先端と、1mmも削れば大丈夫でしょうけど・・・。
16箇所削り加工確定っす。
ドンドン分解中! バルブガイドのガタつき点検中。
思ったよりもガタガタなので、交換します・・・。
バルブガイド交換なので、バルブシートはどうするか?
考え中・・・。

ヘッドを加工する箇所が見えてきました!
リューターで少加工すれば済みそうな感じ♪

リフター重量を測ってみたついでに、バルブまわりも秤にのせてみました。

EJ20K インナーシム
STIヘッド
EJ20K アウターシム
WRXヘッド
INバルブ重量も微妙にE型STIヘッドのほうが軽いです。
中空なのかな?ナトリウム封入?
同じINバルブでも、WRXヘッドはやや重い。
EXバルブの比較。
STI用はやっぱり軽い。
WRX用はやっぱりちょっと重いっす。
EXバルブの傘部分の直径がINバルブよりも
一回り径が小さいけど、重いです。
念のため、STIヘッドのINバルブを3本まとめて測ってみる。 こちらがINのWRXヘッド。
やっぱり重量差があります。
IN側 STIインナーシムのバルブ系重量
バルブスプリングの重量は、
半分を加味すればOKですけど・・・。
IN側 WRXのバルブ系重量
たった3gしか違わない・・・。
STI用はバルブリテーナーが重い!
強い張力のスプリングを抑えるのに、分厚く作ってるのか?
WRX用は、リフトが低いのでスプリングの張力も低い?
リテーナーが若干小型で薄く作られています。
左がSTI用のバルブスプリング。自由長長い。
右がWRX用のバルブスプリング。自由長短い。
バルブ線径も若干、WRXの方が細いし短いので軽い。
全体重量でみると差が出ないのは、スプリング本体の重さも違うからでしょうね。
嗚呼!
チタンバルブリテーナー欲しいっす・・・。

http://www.junauto.co.jp/products/cylinderhead-part/valve-retainer/index.html

EJ20Kインナーシム用で、7g・・・。
純正が15gですから凄い!!!
純正の半分以下です!


でも、安いほうでも!
46,200円・・・。

チタンは磨耗するから、やっぱ高いほうか?
いや。ムリムリムリムリ。


エンジン製作って、予算との戦いですな〜。汗



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