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パワステのオイル漏れ
(作業編)

2007/01/01


天候のお陰で、まったく着手できなかったパワステのオイル漏れ修理ですが!
やっと時間が取れましたので、作業に掛かります!


愛車の状態は、パワステオイルを補充しながら走っている状態で、街乗りも怪しくなってきたので、もう限界です・・・。
エンジンメンバーに垂れた、パワステオイルが、
「エキマニの輻射熱で蒸発し、煙を出す!」

なんて言う、かなりヤバイ状態なので、ちょっとの時間でも有効に使って修理を進めたいところです!

と言っても、天気予報を見る限り、
午後から雨マークなんですけど・・・。
やっと天候に恵まれたのですが、
冬は日陰になる青空ガレージ・・・。
コンクリートの上に寝ると、本当に寒いです。
用意した純正新品のパワステ高圧ホース・・・。
2万円以上の高価な部品です!!!
漏れの原因は、ここが原因であった欲しいところです。
最初に行うのは、パワステフルードの抜き取りから。
タンクの上蓋に刺さっているホースが、リターンですので、
そいつを抜いて、廃油受けの缶に突っ込んでおきます。
エンジンを掛けて、パワステオイルを抜きます。
オイル量は1Lの缶で十分受け取れます。
左右にすえ切りして、ラック内のオイルも抜きましょう。

雨は心配ですが、今は晴れているので、降りださない内に、さっさと交換してしまいましょう!(余裕?)

パワステは、タンクに高圧ラインと、リターンがありますので、リターン側(低圧側)のホースを抜いて、廃油受けに突っ込んでおきます。そこでエンジンを掛けてパワステオイルを循環すると、全てのオイルが廃油受けに入ります。
ついでにハンドルを切って、ラック内部のオイルも、全て回収しましょう!
でも、パワステタンク内のオイルがなくなった時点で、パワステポンプから異音がしますから、オイルの無い状態でエンジンを始動するのは程々の方が良いと思います。

しかし、パワステのリターンも・・・。
ホースが、カピカピです・・・。
廃油受けに突っ込む為に、ホースを反対に曲げたら、内側にヒビがいっぱい入っていました・・・。
このラインには圧は掛かっていないので、破裂する事はありませんが、早めに交換してやりたいところですね。

オイルが抜けたら、早速!ジャッキアップ!!!
漏れている箇所を特定するのに、下回りを洗浄したのですが、効果はありました!
「やっぱり、高圧ホースの漏れでしょう!」
って訳で、高圧ホースをとりあえず外すことにします!
作業の状態は、こんな感じ・・・。思った以上に、大変です。
ボルトにアクセスできないので、
追加!追加!で部品が外されています。

メンバーの隙間から覗く、緩めるボルト!
赤○が、14mmのボルト!
緑○が、17mmのボルト!
作業性は、最悪です。


って、簡単に書いたのはいいですが・・・。
パワステラックから、このパイプをを外すのが大変!

「スペースが無いんです!」

この一言に尽きますね・・・。

手元に、パワステ整備の作業書は持っていないのですが、どの程度部品を外して作業するように書いているのでしょうかね???
見ても参考にするくらいで、鵜呑みにはしないですけど!?

まぁ、そんな感じですので、自己流交換です。(笑)

作業手順としては、
  • ジャッキアップ!ウマを使って、車を固定!
  • ラックブーツを外して、良く見えるように作業環境改善!
  • 次に、ラックのボルト緩めて、隙間を作ってみますが・・・。まだまだ狭いです。
  • スタビリンク部分はそのままに、をボディー側のマウントから外して、宙ぶらりんにして!
  • 更に!ドラシャが邪魔だから、ミッションに刺さる部分を、一部抜いて・・・。
もう、外れる部品が無いぐらい、バラバラですので、フレアナットを緩めにかかります。
でも・・・。
手持ちの工具に、14mmと、17mmの、フレアナットレンチを持っていなかったので、スパナで勝負を挑みます!


狭い場所ですので、やっぱスパナがきちっと掛かったのか、掛からないのか、微妙な手ごたえ・・・。

念を込めて「エイ!」


「むぅにゅ〜♪」
「ぐはっ!!!舐めました・・・。」

最悪です・・・。
今回舐めたのは、14mmのナットです。
きっちり見えているので、大丈夫だと思っていたのですが、スパナでは少々厳しかったようです。

17mmは、メンバーの隙間からではなく、ショートタイプのスパナを、ドライブシャフトのあった所から、手を突っ込んで、上側からなんとか回しました・・・。
これも、スパナの長さが長けりゃ無理そうだった感じです。

柔らかいですね。配管のナットって・・・。しかし、最悪に狭い。
自分の手がデカイので、狭い場所で自由が効かないし、作業効率がえらく悪いのです。
もうやりたくない系の作業ですね・・・。

ここで、天気予報が的中し、怪しい雲行きから、一気に雨が降り出したので、作業は一時中断・・・。
その間、フレアナットレンチを買いに走ったのですが、
そんな工具!
近所のホームセンターで揃う訳が無い!

そこで、ネットショップから、フレアナットレンチ を急いで注文し、次ぎの作業日に備えるのでした・・・。



その後日。

短時間で商品が届き、フレアナットレンチを使って、作業再開!
3本1500円と、処分品?で安かったのですが・・・。
かなり、アメリカンな感じです。ちなみに6角タイプです。
細部の仕上げは、先はしかり面取りしてありますが、グリップ部分は、安物工具並です・・・。
後日、工具屋でいろんな実物を見てみると、やっぱり高い物がいいような気がします。
今回は通販ですから、仕方ないけど!?



ジャッキアップしたまんま放置プレーでしたが、やっと作業が進みそうです。

作業灯といっしょに、車の下に潜り!問題のナットにアクセス!
6角ですから角度が合いにくいけど、なんとか入りました!

念を込めながら回すと・・・!?

























「むぅにゅ〜♪」
「ぐはっ!また舐めました・・・。」

やっぱり、一度舐めたボルトには、専用フレアナットレンチでも、無理そうな感じです・・・。(泣)

ここで、無い頭を絞って考えます。

よくよく考えてみると、このパワステの高圧パイプ。
今から交換しようとしている部品ですので、
「絶対にフレアナットレンチや、スパナで緩めなくてはならない!」
って事はありません。
どうせ、交換される部品だし、破壊してしまっても構わないのです!

そうです!
「パイプを切って、メガネレンチを入れて緩めよう!」

そうと決まれば、話は早い!
手持ちの工具で、高圧パイプの切断に挑みます!

1番バッター!?「金ノコ」
歯は入るけど、ストロークさせる部分が少なくて、30分やっても少ししか切れなかった・・・。
ダルイわ!辞め!

2番バッター!?「大きめのニッパー」
パイプが固くて、凹みもしません・・・。

3番バッター!?「ボルトクリパー」
メンバーの奥にパイプがあるので、刃先が入りません・・・。

いろいろ試すのですが、決定打がありません・・・。
そこで、最後の手段に出ます!

4番バッター!?「マイナスドライバー!」

コイツをタガネ代わりにして、パイプを叩き切るのです!

メンバーの隙間から、舐めたフレアナットの根元付近を強打!強打!

いつもの、赤ハンマーでガンガン殴っていたら、いい感じに凹んで、パイプ内のオイルがしみ出て来ました!
オイルが出て来たと言うことは、パイプが切れている証拠です!
「行ける!これで切れる!」

その20分後!
やっと切れました!
12角のメガネレンチを、しっかり食い込ませ、いざ勝負!
しかし、かなり固い!!!

手の力では回らなかったので、足で蹴って緩めました。
これほど固着していたナットを、スパナで緩めることが間違えていたようです・・・。

本当に強敵でした。 しかし、疲れた・・・。
フレアナットレンチ を最初から用意していれば、こんな事にはならなかったはずです・・・。
広い場所では、6角でいいですけど、狭い場所用には、12角も用意できたら最高ですね〜。

ラック本体の交換も、もう少しの作業手順追加で出来るのですが、
作業に費やせる時間が、今日しかないので今回はパスしました・・・。

叩き始め5分くらい。
凹みが出来てきて、確実にパイプを捕らえる事ができました!
祝!完全勝利!
さぁ!これで、メガネで緩めることが出来ます!
引きずり出した、お疲れ様な高圧ホース。
9年間、お疲れ様でした!?
漏れた部分は、上側のホースのカシメ部分な様子。

破断面は、こんな感じ! 舐めたフレアナット・・・。

やっと、問題の高圧ホースを引きずり出し、新品ホースを装着します。

しかし、この装着も大変!

新品のホースが伸びているので、ラックの取り付け口辺りに、上手い具合に来ないのです・・・。
上から突っ込んで、下から引き回して、若干悩みながら取り回しを確保!

でも、ホース本体の微妙な張力で、元の形に戻ろうとする為、狭い場所の指先の力が入らず、フレアナットをねじ込むことが出来ないのです・・・。

17mmの方は、つまみやすいので、早くねじ込めましたが、14mmの方が最悪・・・。
どうやら、ナナメに一生懸命入れていたようで、ホースの取り回しをやり直してみると、すんなり装着・・・。
ここでも1時間ぐらい!ネジと格闘してました・・・。
寒くて手も動かないし、路面は寒いし、辛い作業です・・・。

新品部品との比較!
背筋正しく?新品は伸びていますね。
でも、これが大変なんです・・・。
やっと、新品ホースに交換!
「メンバーの穴が、もう少し広ければ・・・。」
作業経験者は、みんなそう思うと思います。

日没も早いので、速攻で車を片づけます!
手元が暗くなってきたので、作業灯を総動員して、作業を続行させます!

ドラシャを突っ込み、スタビを元に戻して、ラックブーツを直して、後はオイルを入れるだけです!

用意したATFを、リザーバータンクに、ナミナミと入れて、エンジン始動!

ふと見てみると・・・。
高圧ホースのボルトから、霧状になったATFが噴出中!

速攻で止めたのですが・・・。
その辺がATFでビショビショ!
エンジンルーム内をブレーキクリーナーの大量投入で清掃し、気を取り直して、高圧ホースをマシ締め!

そして、もう一度ATFを入れてエンジンを始動!
とりあえずは、オイル漏れが無かったので問題なさそうですが、パワステポンプから大きなうなり音が出ています!

そこで、エアを抜こうと、ハンドルを切ると!

パワステタンクから、ATFが噴出?しました・・・。ラック内の空気が、一気に抜けたようです。
再び、その辺がATFでビショビショ!

やってられません・・・。
パワステラックを元通りに組み付けて行きます!
暗くなるるので、写真は少なめです。
自分にも、余裕がありません。

タンク横の高圧ホースの接続が甘くて、
激しくオイル漏れの図。床をATFまみれに・・・。
それから、更にパワステタンクからオイル噴出!?
寒いし、やる気が削がれている図・・・。

その、こぼしてしまった、ATFですが、エキマニに巻いている耐熱布に染込んでしまい、どうしようもありません・・・。
エンジンをアイドリングで回しているだけで、激しく煙が出てきて、「燃える!?」と思いました・・・。

耐熱布を、初めて巻いたときも、かなりビビリましたが、それ以上の発煙具合です・・・。

アイドリングでは、こぼしたATFは乾いたようなので、試乗してみます。
パワステの具合は、オイルを完全に全量交換した事により、ステアフィールはいいですね。

でも・・・。
外気導入にしていると、ATFの焦げた煙が、室内に充満・・・。
内気循環にして、信号待ちで止まると・・・。
ICの穴や、グリルや、ボンネットとフェンダーの隙間から、猛烈に白煙が吹出します!
右折で曲がってくる車が、
こっちを見ながら徐行しています!(笑)


しかし、本当に燃えてるのかと思い、信号待ちの先頭でボンネット開けました・・・。
やっぱり、ATFが焦げているだけのようです。

皆さんも、ATFをこぼすのは、本当に止めた方がいいと思います・・・。

本当に燃えそうなので・・・。


暫くは、走りに行けそうな状況ではないので、ひとまず街乗りで様子を見たい所ですね〜。







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