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拡大レリーズシリンダー
付けました!


2006/10/18


現在、6速ミッションに、「HPI製 カッパーミックスクラッチ&カバー」を、装着しているのですが、私的にはかなりのお気に入りです!
でも、最初は軽いと思っていたクラッチですが、渋滞にはまるとやっぱり苦痛です・・・。
左足の負担を少しでも少なくしようと手を出したのが、
「ばくばく工房」の、「クラッチレリーズシリンダー内径拡大加工」です!
こいつでクラッチを少し軽くして、渋滞ラクチン仕様に変身するのです!?

ってわけで、先送りして頂いた商品を「さくっ!」っと、取り付けたいと思います!!!


その前に、少しおさらい・・・。
どうして、レリーズ側の内径を拡大すると、軽くなるのでしょうか?

昔昔・・・。物理の授業?などで習ったと思うのですが、「パスカルの原理」って奴です。
「液体の一部に圧力を加えると、力は全体に均等に伝わる。」って事ですね。

これを、レリーズシリンダー内径拡大加工に当てはめると!

クラッチペダルを踏む事で、クラッチフルードが、レリーズシリンダー内に移動します。
レリーズ側の内径を拡大しているので、ノーマルよりレリーズ内の体積が増えているので、ピストンを押される量が減りますが、(レリーズシリンダーのストロークが減る)、それと引き換えに、「パスカルの定理」により、クラッチの踏力が減ることになります。

つまり!
・半クラッチ領域の少ない車両は、半クラッチが楽に!
・クラッチが重い車は、ペダルが軽くなるのです!

クラッチをチューニングして、快適性を失った方には、ちょうどいい加工だと思いませんか???
クラッチを踏むのを、面倒だと思えてきた、オッサン化した方にもお勧めです!(俺の事?)

さて!
どこについている部品かと言えば、下の略図をご覧ください!(笑)
ちょうどミッションの真上にあるので、GC8やGDBでは、インタークーラーなどの部品を外すことになります。
セルモーターが強烈に邪魔なので、セルモーターを外した方が、作業は簡単かも知れません!

私の車は、GC8に6速MTを積んでいるので、6速MT車にお乗りの方は、画像も含めて参考になると思います!
ですが、GDB-F型以降の方は、クラッチがプッシュ式なので、レリーズシリンダーが逆に付いています。
でも、まぁ似たような感じです。(笑)
クラッチ系統の略図です。(笑)
GDBのF型以降は、プッシュ式のクラッチなので、
レリーズシリンダー装着の向きは、反対向きです!


では!作業に入ります!
まずは、インタークーラーを撤去!
セルモーターを外す場合は、バッテリーのマイナス端子を外してから、セルを外してください!
面倒なので外さない人は、そのままGO!
5速は、セルが小さめなので、そのままでも可能ですが、6速の場合、セルは大きめですので、少し大変です。
狭い場所なので、安物のセット工具では厳しいかも・・・。出来れば、厳選した工具が欲しいところですね。
6速用のレリーズシリンダー交換作業に入ります!
略図と実際では、大違い!狭い!手が入らん!

曲がりくねった、ヒーターホースが、かなり邪魔です。

やっとの事で、レリーズシリンダーの摘出終了!
やっぱ、セルを外せば良かった!と
ちょっと後悔・・・。

ブレーキやクラッチなどの配管は、
「フレアナットレンチ」を使った方がいいです!
工具箱に、放り込んでおきましょう!
DIY派なら!いつかは、役に立ちます!

セルを外さない場合の難関は!
レリーズシリンダーの止まっている、2本のボルト。
セルとの間が接近しているので、スイベルギアレンチ などが、使いやすいです。お勧めは、首振りタイプ。
ラチェットとBOXの組み合わせは、隙間が狭くて間に入らないので使えません・・・。ギアレンチを持っていない人は、ロングストレートメガネで緩めて、地道にスパナで回すか、「急がば回れ!」って事で、セルを外すしか方法はありません。

そして、もう一つ揃えたいのが、フレアナットレンチ!
これは、ブレーキや、クラッチなどの配管に使われる、固いボルトを緩める時に使います。
それに、パイプの外側にナットが付いているような感じですので、メガネレンチは使えません。フレアナットの材質の問題や、結構、固まっている所が多いので、スパナなどで緩めようとすると、舐めてしまいやすいのです・・・。
フレアナットレンチは、メガネレンチの一部が切れているような形状です。クラッチレリーズと、配管の切り離しに使います!

取り外したノーマル部品と、拡大レリーズの比較です!
ゴールドが、純正!ブルーが拡大済みです!分解しないと分かりませんね。

拡大済みレリーズピストン!
22.30mmぐらいでしょうか?
6速ノーマルレリーズピストン
20.65mmぐらいですかね?

デジカメで撮る時は、ノギズを持てませんでしたので、手で測った数値とは、若干のズレがありましたので、参考にしてください!(すみません。いくらかは覚えていません・・・。)
本当は、内径を測ったほうがいいのでしょうけど・・・。
約2mmの拡大ですので、10%ぐらいはクラッチが軽くなる計算です。

では、取り付け作業に入ります!
取り付けは、レリーズを外せた人なら、簡単ですが、問題はエア抜きです・・・。
平日、一人で作業しているので、クラッチを踏んでくれる人なんて、誰も居ません・・・。

でも、案外!簡単に!!!
エア抜きできる方法があるのです!

それは・・・。
あらかじめ、レリーズシリンダーに、ブレーキフルードを入れておくのです!

レリーズピストンを外しておき、
中にブレーキオイルを入れておきます。
パイプの取り付け口は、指でフタをしておきます。
レリーズピストンを挿入し、ひっくり返します。
ひっくり返したら、ピストンを押し込んで、エアを抜きます。
注射器を想像してくださいね。
簡易エア抜きを施した直後です。
ナミナミとブレーキオイルが入っています。
フレアナットレンチで、クラッチ配管を取り付けます。
締めすぎに注意します!
そして、エア抜きです!
エア抜きのブリーダーを上にして、緩めホースを繋ぎます。
手元で、レリーズピストンを押し込んだり離したりして、
エアを抜きます!ホースから、エアが出なくなればOK!
エアが抜けたら、仮組みして、
クラッチが切れるか確認してください!
「完成しました!」って言っても、
何も見た目は変わらないし、地味なチューニングですね。


仮組みしてクラッチを踏んだ時に、適度な重みがあれば、多分切れていますが、もしも不安な場合、エンジンを掛けてみて点検すればいいでしょう。
純正の場合、エアフロセンサーなどのコネクターを抜いておけば、ICが付いていなくても、案外普通にアイドリングしますので、確認にはちょうどいいですね〜。
エア抜き直後は、少しエアが噛んでいるような踏み応えですが、何度も踏んでいると、だんだん踏み応えが良くなります!

完成したら!試乗します!
といっても完成前に、何度も踏みつけているので、
軽さは、体感済みです♪
高速に乗って、料金所などで久しぶり?にクラッチを踏み込むと、まだ体が慣れていないので「スカッ!」って勢い余って踏んでしまいます・・・。(笑)

街乗りしていて感じたのは、
クラッチのミートポイントが、
少し奥になっているのがわかります。

これは、理屈を考えれば、仕方のない事ですね。
元々クラッチが奥の方で切れていた車の場合、クラッチが踏み切った所で、やっと切れるような感じになるかもしれませんが、ミートポイントは調整できますので、クラッチペダルの足元で、手前で切れるようにるとイイでしょう!
クラッチペダルの根元を見れば、すぐに分かりますよ!

半クラッチの範囲が増えていて、
社外のクラッチ入りとは、思えないような感じになりました!
他人に運転を代わっても、言われなければ純正だと思うでしょう!

この半クラッチの広さなら、もう少しシビアなクラッチも、十分に使いこなせそうです!
これだけ普通っぽいクラッチに変身すると、またメタルクラッチを組みたくなるから不思議ですね〜?(笑)

その数日後!
10月29日に行われる、みんから岡山支部走行会!に向けて、最後のプチチューン!
「ばくばく工房製」のIC&スロットルを、マイナーチェンジ仕様に変更します!!!

って訳で、ICとスロットル、先送りしてもらっていたので、ノーマルのクラッチレリーズシリンダーを、「ばくばく工房」加工部に発送!

あぁ!到着が待ち遠しいです!
あの感動をもう一度!味わいたいですね〜。

鳥の巣は、作られませんように・・・。(笑)







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