TOP >> 最速!インプレッサの製作 >> 日記

GDBブロック移植チューン
12日目

エンジンASSY完成!

2004/09/13


台風が去って、また台風が来て・・・。
台風18号は、また作業現場を直撃!屋外のエンジンは大丈夫!?
ものすごく心配でしたが、ブルーシートにくるまれて、何とか無事でした!
地震は頻発するし、台風来るしで、よく!その合間にできてるなぁ〜と思ってしまいます。

今日の作業は、タイミングベルトの組み付け、エキマニ、タービンサポートパイプの取り付け、タービンの取り付けです!
前回の話が、タイミングベルト(IN&EX間違いのカム?)が主役としたら、
今回はタービンが主役です!!!
ポン付けタービンを投入します!
AX53B70です!
アペックスのポン付けタービン!AX53B70です!
風量は、350馬力くらいでしょうか?
ライバルを蹴散らすために投入します!!!
決して、ミッションを破壊する為!ではありません!?


バリバリの中古ですから、外見の汚れは仕方ないです。
中身がしっかりしていればOK!
赤色のプレートもエンジンに載せてしまえば、
上から見ることはできないでしょう・・・。ちょっと悲しいっす。

GC8のタービンと、AX53B70タービンが、どれくらい大きさが違うのか見たい人は、
こちら!
をクリックしてください!


でも!派手なタービンをつける前に・・・。
前回の作業でやらかした、
重大なミスが判明しました!

何度も付けたり外したりした、タイミングベルトを最後に止めるのがアイドルプーリーなのですが、
そのプーリーの取り付けボルトのねじ山が、
舐めてしまったのです!!!
EJ20のTベルトを付けたことがある方は、ご存知だと思うのですが、アイドルプーリーを付けるときって、テンショナーにピンを入れて、テンションが掛かってないにもかかわらず、けっこうキツキツなんですよ〜。
どうやら、きついTベルトを引っ張りながら、アイドルプーリーのボルトを入れるときに、失敗したようなのです。
やっぱ、エンジンブロックがアルミなので、斜めに入ったボルトは、1発で雌ねじを破壊してしまいました・・・。
プラグのねじ山を潰したような、強烈なダメージです・・・。
急いで、M10-1.5のタップを入れてみるものの、まったく再生する様子はなし・・・。
エンジン降りている環境のTベルト装着なのに、情けないっす。

そんな困ったちゃんの救世主!リコイルキットを用意しました!
リコイルとは!?
話すと長くなるので、検索してみてくださいね。

時間が惜しいので、早速リコイルキットの説明書に従い、潰れたネジ穴をきれいに取り除くべく、一回り大きな10mmのドリルを用意。
壊れた雌ネジを、きれいに削り取ります!
そして、リコイルキットに同封されている、タップを立てていきます!
ネジが出来上がったら、ばねみたいなリコイルを、専用ツールで回しながら挿入・・・。
奥まで入ったら、先を折り取り、ネジの再生終了!
出来上がったネジの感触を確かめるべく、アイドルプーリーのボルトを挿入すると・・・!?
途中までしか入らない!?
なぜ???
リコイルキッドに同封されているタップで、雌ねじを再生中!
雌ねじの強度も向上するらしいです!
コレを考え付いた人は、本当に偉い!

M10-1.5ピッチを用意しました!
それが、間違いだったとは・・・。
左のケースに、1.5と書いてますね。

どうやら、純正のアイドルプーリーボルトは!
M10−1.25ピッチ!ノギスで測って判明しました・・・。
買ってきた、リコイルキットは!
M10−1.5ピッチ・・・。
要するに!
ネジのピッチを間違えて!
リコイルキットを購入したのです!

ほらあるでしょ?
日産、スバルのハブボルトのピッチは、1.25mm
トヨタ、ホンダ、三菱は、1.5mm
その違いです・・・。

でも、もうすでに、M10−1.5ピッチのねじ山が出来上がっているので、それに合うボルトを探す方向に!
幸い、工具箱の中に、長さもぴったりのボルトを発見!
無事にアイドルプーリーを固定できて、ピンチを脱出することができました。

しかし、出来立ての1.5ピッチの雌ネジに、いきなり1.25ピッチの雄ネジをぶち込んで、壊しかけるし・・・。
今までの苦労が水に帰る所でした。
危ない危ない・・・。

危なげなネジ再生が終了し、無事にアイドルプーリーが装着できました!
そうして、タイミングベルトも、慣れた手つき?で取り付け、クランクを回して干渉をしないか再確認!
タイミングベルトカバーを取り付けて、クランクプーリーを取り付けます!

実は、このクランクプーリー。
「塗装してあるから、錆びないでしょう!」
と思い、外部に放置していたら、キーの部分がしっかり錆びました・・・。
露天での、エンジン分解の怖い所ですね・・・。
次に外すときも怖いです。簡単に、緩むでしょうか???
タイミングベルト装着で、エンジンらしくなってきました!
やる気が出てきます!!!
ばんばれ、俺!

真ん中部分が、しっかり錆びてしまいました・・・。
そういえば、
愛車のブレーキローターもこんな感じになっています。


調子に乗って、エキマニを付けようとしたら!!!
大粒の雨が降って来ます!
作業を、しばし中断・・・。この場になって、雨が降るとは・・・。
でも、このテンションを下げるわけには、いけません!
早く完成させたいですからね〜!

暗くなってきたのですが、雨が止んだので、Ammy氏のフルサポート体制で作業を再開!
やっと、タービンの装着に移ります!
エキマニを装着して、どうやってタービンを付けようか考えます!
でも、考えても無駄?ですので、現物あわせしていく事にしました!
単体で見てみると、サイズ的にはあまり変わりがないのですが、実際にタービンを付けようとすると、細かく違うところが多いのです!
  1. コンプレッサー全体のサイズが大きくなっているので、エンジンとの隙間がかなり減少・・・。
  2. タービン吸入口?のサイズもかなり大きいのですが、GC8のインテークパイプ径に合わせる様に、フランジが付いています。その、フランジが付くことで、コンプレッサーの全長が伸びています。
  3. オイルのパイプも加工が必要のようです。
  4. オイルのリターン経路が大きくなっているコンプレッサーの外を通るため、エンジンとサポートパイプを固定するステーが干渉しそうです。

タービンを下側から見た図です。
左が、AX53B70 右が、GC8D純正です。
なんと!AXタービンの方が、かなり長いのです!

と言う訳で、タービンが長い所は、
インテークパイプ側を切り取って
つじつまを合わせます。とりあえず、10mm切断!
これで、純正タービンに戻れない可能性が大です!

純正では、2種類のステーが、タービンサポートパイプから出ているのですが、どう考えても1箇所のステーが入りません。タービンの水回りパイプに、まともに干渉します・・・。
干渉しているステーは、今回は外したままにします!
説明書なんて当然持っていないので、よく分からないですが、コレでいいのでしょうかね〜???
誰か、このタービンを付けた人がいましたら、ステーはどうなのか教えてください!

タービンのサイズも、本当にぎりぎり押し込んでいる感じで、ぎゅうぎゅう詰めです。
オイルのパイプは、純正を使いまわしますが、微妙なサイズの違いにより、
そのままポン!とは付きません!(当然なのでしょうが・・・。)
タービンをサポートパイプのフランジに固定しておいて、オイルパイプを、
「うりゃ〜!」
と、半ば強引に、手曲げします!
無事に、タービンのオイルパイプが、装着できたと思ったら、
コンプレッサーハウジングに接触しています!
コンプレッサー側が大きくなっているので、しょうがないですよね・・・。
でも、当たったままではやばいので、ここも力技!気合一発!
「どぉりゃ〜!」
パイプを引っ張って、干渉を回避!
どんどん純正に戻れない車に変身しつつあります・・・。

なかなかサイズ的に厳しいです。
一応、ポン付けなので、付くは付くのですが、
それなりに加工も必要です。
開き直りや、あきらめも大切?です。


AXタービンをインテークパイプに入れたとき、
タービンのフランジボルトが、燃料ホースと干渉!
+ドライバーで指している部分です!要対策です!
もちろん、燃料パイプを曲げて対策するべし!


AXタービンを押し込むと、インテークパイプを10mm切ったせいなのか、AXタービンコンプレッサー入り口についている、フランジのボルトが、燃料ホースと干渉!
走行中に、この燃料ホースが破れれば、一瞬で全焼するでしょう!
さすがに燃えたくはありませんので、燃料パイプを再び手曲げして、当たらないように加工します!

なべのGC8は、SAMCOのインテークパイプを装着した時に、インマニ裏の燃料パイプの固定部分を、外したままになっていますので、燃料パイプの自由度は案外高いのです!
力技で、パイプを曲げて全体の位置を調整!ホースがクランプしたまま、パイプを曲げていると!
無理がかかったのか、燃料ホースにひびが!!!
完全に、作業ミスです。
GDBのインマニから、燃料ホースを部品取りして間に合わせました・・・。


こうして、難点を一つ一つ解消することで、
やっとAX53B70タービンが装着できました!
嬉しかったので、
意味もなくインタークーラーを仮付けしてみたりなんちゃったりして〜♪

すると!
コンプレッサー出口にある、インタークーラーとのジョイントホースが、きっちり付かないのです!
無理やり押し込んでみると、90度に曲がったところで、ぐんにゃり折れています・・・。
GC8純正のインタークーラーホースは、AXタービンには長いようなのです。

「このホースも切り刻もうか・・・。」
と考えていたら、
Ammy氏  「このホースはどうですか?」
そのホースとは!GDB用のホースなのです!
インタークーラー側に差込み、タービン側に取り付けると!
なんと、本当にぴったり!買ったエンジンに付いていたのですが、本当に助かりました!!!
GDBタービンに付いていた、ホースがどんぴしゃでした!
黄色枠がGDB用パイプ、青枠が、GC8Dです。
微妙に縦横方向が小さくなっているのがわかると思います。
ホースの曲がり具合も、GDB用が緩やかです。
おお!やっとタービンが装着できました!
細かい修正部分を、事前に知っていたら、
もっとすんなり付いたでしょう・・・。
エンジンが車両に載ったままでは、
かなり辛い作業だと思います。

赤丸部分のパイプを見てください。
凹んでいるのがわかると思います。
最初は、ぶつけて凹んだ物だと思っていたのですが、
なんと、クラッチハウジングを避ける逃げだったんです!
本当によく考えられています・・・。
やっと、エンジンASSYが完成しました!
後は、クラッチ付けて、載せるだけ!

後は、クラッチ一式を取り付けて、エンジンを載せれば完成です!
あぁ!長かった・・・。

あと、2回の作業で完成しそうですね〜!






SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送