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GDBブロック移植チューン
11日目

タイミングベルトの組み付け!?

2004/09/02


前回の作業の最後に、気が付いたのですが、
カムとバルブリフターとのクリアランスを確認するのを忘れていました!

そんな訳で、今日の初めの作業は、バルブクリアランス測定右側なのです。
組み付けたタペットカバーを取り外して、バルブの隙間に、シックスネスゲージを差し込みます!
なんと!!!
隙間ゼロのバルブを発見!
シックスネスゲージの一番薄いのも隙間に入りません・・・。
何コレ・・・。
確実に、カムのベースサークル部分で、バルブが開いています。
わははは・・・。


本当に、バルブクリアランスを測っておいてよかったです。このまま組んでいたとすれば、
圧縮の1気筒だけ低い、不健康なエンジンが出来上がっていた事でしょう・・・。
でも、なんでこうなったの???

その他のバルブを測定していくと、今度は隙間が倍のバルブを発見!
エキゾースト側で0.4mmくらいですので、標準値のおよそ倍です。
どうやら、隙間ゼロの所と、シムが入れ替わっているみたいです・・・。

カムを取り外し、ボタン電池のようなインナーシムを、物々交換でバルブクリアランスを再度測定!
うまい具合に、他のバルブ同様に、ちょうどいい隙間が保てました。

私の、GC8のD型STI3は、インナーシム式を採用していますので、バルブ重量の点でアウターシムや、HLAよりもかなり軽くて、重量面で有利になっています。
でも!交換が面倒です・・・。
わざわざ、カム外さないといけませんしね〜。
RB26DETTなども、インナーシムだったような記憶があります。

ヘッドのOHなどで、シートカットなんてしたら、シム調整しなくちゃいけないと思うのですが、
はっきり言って、シム調整なんて面倒くさい事なんて、素人にはやってられません!
シムも追加で買わないといけないと思いますし、ダイヤルゲージも持っていないしね・・・。
隙間が倍のバルブと、隙間がゼロのバルブのシムを
物々交換!
うまくいきました!でも!?
写真をよく見ると、ちょっとした間違いがあります。
さて、どこでしょう???答えは、最後の写真で!

シックスネスゲージで、隙間確認!
INは、0.15〜0.17mmくらい。
EXは、0.2mmにきれいに揃いました〜!
めでたしめでたし!?


そんな感じで、バルブクリアランス測定も無事?に終わり、タペットカバーを組み付け、カムのオイルシールも再使用で組み付け、今度はタイミングベルトを組み付けます!

そして、カムスプロケを取り付けます。

あっ!
カムスプロケの取り付け前に、
タペットカバーを組んでしまった・・・。

カムの六角部分に、モンキーレンチを掛けてスプロケを締めなくてはいけないのに!
今日は、暑さのせいなのか、こんなミスを何度も繰り返しています。体調が悪いのかもしれません・・・。

気を取り直して、作業再開です!
今度は、タイミングベルトを掛ける工程で、伸びきったテンショナーを縮めなくてはいけません。
けど、万力などといった、気の利いた工具はありません!!!

テンショナーを縮める方法を、Ammy氏に聞いてみると?
Ammy氏   「トラックのフレームに、テンショナーを挟んでジャッキアップしたら、縮められました!」
と、経験談を聞く事ができました!

そんな訳で、この方法でテンショナーを縮めてみせます!
これが、EJ207のTベルトテンショナーです!
GC8のテンショナーから、形がまるっきり変わっています。
タイミングベルトの掛かり方にも、変更があります。

コレは、何をしている写真でしょうか???

必殺!?
2tトラックの足回りに、テンショナーを挟んでジャッキアップ!
トラックの重みで、程よい圧力?が掛かっていい感じです!
徐々に、テンショナーを縮めて、六角レンチを突っ込んで止めておきます!
万力がありませんでしたので・・・。乱暴ですが、いい方法かもしれません。


2tトラックの、リーフのブラケットにテンショナーを挟み、ジャッキUPすると!
簡単に縮める事ができました!
やっぱり、重しに使う車は、重い車じゃないと不可能だったと思います・・・。

そして、テンショナーをブロックにセット!
後は、タイミングベルトを掛けるだけです!整備書を見ながら、慎重に慎重に・・・。
R側は、カムがリフトしていないので、
扱いが簡単です。

カムスプロケには、初期の位置が記されています。
右と左のスプロケは、左右を間違えないように?
形も違います。

L側は、バルブがリフトしている途中です。
カムを不用意に回せば、INもEXもカムがリフト中ですので、
バルブ同士が接触する可能性がありますので注意して下さい。
整備書に記載されていますが、スプロケの回転方向が
決められていますので注意してね。

クランクシャフトのキーが、下側にくるようにします。
ちょうど、青色のペイントで、印が入っています。

テンショナーには、2mmの6角レンチを差し込んでおきます。

整備書にしたがって、タイミングベルトを順番に掛けていきます。
タイミングベルトには、白線と点線が引いてありますが、点線は、クランクプーリーの部分に合わせておきます。
後は、ちゃんとスプロケの印の上に、Tベルトの白線が来ているかをチェックして、合っていれば、アイドルプーリを最後に固定します。

そして、テンショナーのストッパーの6角レンチを引き抜き、指でベルトを押さえて、テンションを均一に掛けて終了です!
エンジンが降りているから、楽勝!楽勝!?

クランクプーリー部分
R−INスプロケ
Tベルトカバーにも、印が付いています。
L−INスプロケ

R−EXスプロケ
L−EXスプロケ

10分かからず、タイミングベルトが張れたので、ここで、バルブが当たらないのか確認するために、クランクプーリーボルトをねじ込んで、エンジン回転方向に回してみます。
そうそう。
バルブ機構が、ラッシュアジャスター(HLA)の車は、カムが回転することで、HLAがエア噛みをするらしいので厳禁です。

シム式の車なら、グリングリン!回してください!
おいらも、うれしくて回してみます。

モンキーレンチを持ち替えながら、
1回転!2回転!?カキーン・・・。
何かに当たってる感触???
なんで、どうして?
とりあえず、プラグをすべて外して、クランクを軽くして、もう一度チャレンジ!
1回転!2回転!?カキーン・・・。
やっぱり、当たっています!!!

考えること、3分・・・。
順番に、組み付けた部分を分解することに!それしか確認の方法がありません・・・。
とりあえず、カムスプロケと、カムのノックピン位置はOK!

L側のタペットカバーを、外して点検!
これもOK!

残る、R側を外すと!!!
原因が判明しました!

IN側にEXのカム!
EX側にINのカム!

単純な、カムの入れ違い・・・。
IN側に、EXのカム!
EX側に、INのカム!

お馬鹿ですね〜。

恐らく、シムを入れ替えた時に、乗せ間違えたのでしょう・・・。

そして、作業は繰り返します。
カムを入れ替えして、カムホルダーに液体パッキンを塗って、カムオイルシールを挿入。
Tベルトカバーを付けて、スプロケ付けて、タペットカバーを付けたところで、今日の作業終了・・・。

あれ?ここで質問。

Q ほとんど作業が進んでないじゃないの?
A はい。進んでいません・・・。
今日の成果は、テンショナー取り付けと、R側シムの交換だけです・・・。あははは。


頭が疲れているときに、
エンジン触るものではありませんね。


今日は、3歩進んで、約3歩下がりました・・・。あははははは〜。






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