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ハブボルト

ハブボルトとは、タイヤを取り付けるときに、
ホイールナットを緩めますよね。
その、車体側から出ている、ボルトがトラブルの元なのです。
そうです。折れるのです。
普通に乗っていれば、こんなことには
ならないと、思いますが・・・。
折れると、惨めで泣きそうです。(泣)


もう、何回もハブボルト折りすぎて、話のネタになるようなことはたくさん、あるのですが、これは参った!っていう話をしたいと思います。

いつものように、と、ある、サーキット走行会での話です。
朝、サーキットに到着後、早速、本気用Sタイヤを車から降ろし、早速タイヤ交換です。
ブレーキの熱で、ある程度熱は持っていましたが、気にせず交換作業に掛かります。
当然、インパクトレンチなど持ち合わせていないので、クロスレンチでの交換なので、だるいっす。
慣れてるから、いいようなものの、これが、一番しんどいのですよ。腰も痛くなるし・・・。
そんなこと、言いながら、チンタラとホイールナットを緩めていると、普通は、緩める瞬間だけ、力を入れれば後は手で、ナットが回るはずなのに、ひとつだけ、手で回りません。
仕方なく、十字レンチで緩める側に回すと、「ゴッリッ!」ってなんか嫌な感触。
ねじに、砂が噛んだような感じ、もしくは、
雌ねじを、タップで切るとき、切子を出す為に、逆回しした瞬間のような感触!(知ってる人は、わかってもらえるはず!笑)
そこから、急にレンチが回らなくなり(どちら方向にも)力いっぱい、緩めると!!!!!
「ボキッ!」って、見事に折れます。
イ、イマから、走行枠なのに・・・。
その枠は、走れませんでしたし・・・。
余分な仕事が、増えましたよ・・・。



こちらも、ある、走行会の話。
最初は、ラジアルタイヤで走って、昼から、Sタイヤに履き替えるつもりで、やっぱりタイヤ交換中。
ナットを緩めると、緩みはじめの感触は正常なのに、途中あたりから、
「にゅーーーーーーーーうっ!」て、ボルトが伸びる感触!
「これは、やばい!」って思っても、そう思ったら最後。もう遅い。
ナットを取らないと、タイヤ交換はできません。
あきらめて、しぶしぶナットを緩めると、やっぱり、緩みません。しかも、あとちょっとで取れそうなのに・・・・。
仕方なく、今度は、締める方向に回します。
そうすると、今度は、急に力が抜けて、軽く回ってしまいました。
???状態のまま、今度は再び緩めると、今度もすぐに、軽く回ります。
なのに、ナットは取れません。
そうです。
ハブボルトの真ん中あたりのねじを、舐めてしまって、同じく、ナット内部の真ん中辺りも舐めてしまい、そこで空転して、外れないのです!!!
これには、参ってしまいました。
今までは、途中で折れてくれるので、タイヤをはずすことができたから、すぐにハブボルトを打ちかえることができたのに・・・。
結局、ナットをハンマーでしばいたり、ロッキングプライヤーでつまみながら、引っ張ったり、CRCを吹き付けて回してみたり、マイナスドライバーでこじってみたりetc・・・・・・!
「ねじと格闘すること1時間!」(だるーいぞー)
やっと、抵抗勢力を撃破できました。
で、今から、ハブボルト交換作業。
本当に、時間の無駄ですよ。やっぱり、その、走行枠は走れなかったし・・・。



あまりにも何回も、ハブボルトをブチ折っていると、締め付けトルクが、強すぎるのがいけないと思い、あまり強く締めないようにして、走行会に、望んだことがありました。

いつものミニサーキットを、純正ホイール+ラジアルで走っていると、妙なフロント周りの、ヨレるような挙動があった後、
走行中、「ガタガタ・・・・・」って、ハンドルに伝わる振動が!
何がおかしいの?ってな感じで、ガタガタいいながら、ゆっくりピットに戻ってフロントタイヤを見てみると!
「げっ!フロントタイヤがキャンバーが15度くらい付いてる!」
なぜ、そうなったのかというと、控えめに締め付けたナットがゆるんで、タイヤが外れかけて、タイヤが、斜めについています。そして、タイヤが傾いた瞬間!、純正4PODキャリパーと干渉して、ホイールの削れる感触が、ハンドルに伝わっていたのです!
純正ホイールは、内側がえぐれるし、キャリパーは、「SUBARU」のSが削れてるし・・・。
そこからが大変!だめになった、ハブボルトは、フロントの片側5本すべて。
そのときは、予備を持参していなかったので、サーキット場から近くのスバルディーラーに買いに行くことに!
電話をしまくり、スバルの位置を調べると、「片道100キロ!」最悪です。
でも、「買いに行かないと、帰る事ができない!」
積載車で来てる人が、どれだけうらやましかったことか・・・。
だけど、「片道1時間半で、帰ってきて交換したら、この走行会の目玉である、タイムアタックに間に合う!」
そう思うとギャラリーに来てた人の車を、頼み込んで借りて、アクセル全開で買いに行き、ナット×5 ハブボルト×5を購入。帰ってきて、速攻で交換!
で、間に合いました!タイムアタック!
グリッドに付き、旗の合図でスタート!
スタートダッシュは決まったものの、コーナーでは、なんか、ヨレヨレします。
ブレーキも、ノックバックがひどく、コーナーで突っ込めません。
結果は、言うまでもなく、惨敗しました。

なぜ、ヨレヨレして、ブレーキのノックバックがひどかったかと言いますと、
ハブボルトは、名前もそのとおり、「ハブ」に、取り付けられているものなのです。ハブの裏側から、テーパーとスプラインではめ合いになっています。
最後の締め付けは、ホイールを取り付けて、ナットを締めることで、そのテーパーが奥まで入り込み、奥まで入った状態で、100%の取り付けなのです。
ところが、片側5本すべてのハブボルトを、打ち替えたので、十字レンチでしっかり締めても締め付けがあまくて、テーパーが奥まで入っていなかったようなんです。
で、タイムアタックの時に、横Gがホイールにかかり、ナットを通じてハブボルトが、しっかりテーパーが入り込み、100%の取り付けになると、その分のホイールナットに緩みができ、そこで、ヨレヨレして、
ブレーキローターに振れができて、ノックバックしたのではないかと、思います。
その証拠に、タイムアタック後は、しっかり締めたにもかかわらず、ナットが手で回りました。(危なー。)

結果、惨敗したのですが、走行枠終了後、表彰式があり、「おいらには、関係ないやー」って、頭空っぽにしてボーっと拍手してたら、なんか、俺の名前を呼ぶ声が!
表彰名目は、「よくがんばりましたで賞」
走行会主催者が、せっせと、ブチ折れたハブボルト交換してた後ろ姿を、見ておれれたようなのです。
うれしいような、悲しいような、恥ずかしいような・・・。
「己の作業ミスなのに・・・。」


教訓
 1 ハブボルトは、最低3本持参しましょう。同時にナットも必要です。
       折れたとき、替えがないと、サーキットエントリー代が無駄になるので、気をつけてくださいね。
 2 ハブボルト交換用の工具も必需品です。
    (折れたボルトを抜くのに、デカハンマーと、ブレーキキャリパーを外すので、ハンドツールは必需品です。)
 3 日々、タイヤを外した時、引っ掛かりのあるボルトナットは、そのつど交換しましょう。
 4 何があっても、対処できるように、最低限の知識と、整備技術を身につけましょう。
   周りの人は助けてはくれません。
 5 純正のナットは、ねじ山がよく舐めます。ナットが舐めるとボルトもすぐ舐めます。
   純正ナット使用はやめましょう。
 6 ハブボルト交換作業は最速で、20〜30分くらいかかります。
   時間に余裕を持ってタイヤ交換しましょう。
 7 走行直後のハブが熱い状態は、ボルトナットが熱で膨張してるために、かじり易いです。
   急がないときはなるべく、ハブが冷えてから、タイヤ交換しましょう。
 8 ハブボルトをいたわりましょう。できたら、トルクレンチの使用をお勧めします。
       なべは、持っていませんが。あははは・・・。


←安い!使いやすい!まじでお勧め!
  数回、サーキット走行のお供をしましたが、いまだに、ナットがかじる気配なし!
値段もGOODで、近所のホームセンターで1000円しなかったはず。
大事な走行枠前に、たかがタイヤ交換で泣かない為にも、ハブボルトは大事に使いましょう。






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